楽楽のブログ

動画の撮影、編集、アップロードに関する知識を、初心者でもラクに分かるように書きます。一緒に動画作りの世界に遊ぼう~

AI画像生成で描く自分だけのイラストレーショ

近年、AI技術を利用した広告や宣伝が目に見えて増えてきました。AIは私たちの生活を一変させるだけではなく、制作の分野で大きな進歩をもたらしています。特に絵やイラストの制作はAIを使うことで劇的に効率化されており、正しく利用すればAIは非常に安全で便利なツールになります。今回はイラストレーションを目的としたAI画像生成の魅力とその利便性について詳しくご紹介します。

 目次:

Part1.AI画像生成とは

AI画像生成はその名の通りAIを利用し自動的に絵やイラストを生成する技術です。従来の手作業でのイラスト制作や画像編集とは違い、プロンプトと呼ばれるテキストを入力することで高品質な絵やイラストを作成することができます。もちろん鉛筆、水彩、アニメ風などプロンプトの内容によって自由にスタイルを変更できます。

Part2.オススメAI画像生成ツール5選

ここからは オススメのA I画像生成ツールを5つご紹介します。無料で利用できるものがほとんどなので自分に合ったものをぜひ試してみてください。

Filmora - AI画像生成もできる動画編集ソフトウェアの進化形

動画編集ソフトとして知られているFilmoraですが、近年大幅なアップデートと共にAI機能を強化しており、初心者からプロまで幅広いユーザーに支持されています。AI画像生成機能も充実しており、動画のサムネイルや背景画像、独自のイラストもCGやアニメ風など様々なスタイルで作成できます。

複数のソフトウェアを立ち上げる必要なく、同じプラットフォームで動画編集と画像生成ができるのは大きな利点です。

同じく「見る宇宙飛行士」と入力すると以下の画像になりました。

写実的なものもかなりの精度で生成できました。

ひとつの命令で作成できる幅も広く、映画の設定資料のようなイラストも作ることができます。無料版でも1日20枚まで生成が可能なのでぜひ試してみてください。動画編集中に「このシーンに合う画像が欲しい!」と思った時にすぐオリジナルのイラストを生成できるのはかなり便利ですよ!

関連記事:Filmora の『AI画像生成』機能を活用する

Canva - AI画像生成もできる人気デザインツール

Canvaは初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに支持されている人気のデザインツールです。そして「マジック生成」と呼ばれるAI画像生成機能も搭載しており、簡単に美しいグラフィックを作成できます。UIも分かりやすく、デザイン初心者でも扱いやすいツールとなっています。ドラッグ&ドロップの直感的な操作も魅力です。

試しにマジック生成で「月から地球を見る宇宙飛行士」と入力すると以下のイラストが瞬時に生成されました。

いかがですか?無料版とはいえ、かなりのクオリティーのものが生成できます。有料版はクリックひとつで背景を消したり、更に数多くの編集をしたりすることができるので、総合的なデザインツールを探しているならCanvaは良い選択肢のひとつだと思います。

Stable Diffusion – あらゆるカスタマイズが可能な上級者向けツール

Stable Diffusionは、オープンソースのAI画像生成ツールで、自由度の高いカスタマイズが魅力です。リアルな絵やイラストの生成を得意としておりプロのクリエイター向けのツールでもあります。詳細な設定や高度なプロンプト入力(英語のみ)が可能ですが、使いこなすにはそれなりのスキルが必要となります。私も下記の画像を生成してみましたが、イメージ通りにイラスト生成するにはもう少し研究が必要ですね。

YouCam – AI画像生成を備えたオンライン画像編集ツール

YouCamはWebカメラ機能拡張ソフトとして有名ですが、オンライン画像編集ツールも提供しています。主に写真加工に特化しており、AIを使った顔認識技術を利用して簡単に写真の修整やエフェクトの追加が可能です。SNS用のプロフィール写真の編集にも便利です。

AIイラストも生成でき、写実的なものやアニメイラスト風、3D、油絵、鉛筆でスケッチされたイラストなど様々な表現が可能です。先ほどと同じく「月から地球を見る宇宙飛行士」と入力してみました。

こちらもなかなかユニークなテイストのイラストが生成できています。無料版では3回ほどしか画像生成ができないですが、背景のぼかしや不要な部分の除去など画像の調整は比較的簡単にできます。画像編集に特化したオンラインツールを探しているならYouCamはオススメです。

Adobe Firefly - 初めての人でも分かりやすいAI画像生成ツール

Adobe Fireflyは、Adobeの最新AI画像生成ツールです。PhotoshopIllustratorとシームレスに連携し、高品質なイラストや絵を生成します。無料で使うことができ(毎月25枚の生成が可能※2024年7月現在)、Adobeのアカウントでログインすればアプリなどをインストールすることなくすぐに使うことができます。操作が非常に分かりやすく、プロンプトの項目に生成したい画像を日本語で入力すれば数秒で画像が出来上がります。生成する画像は写真やイラストなど自由に変更することができ、生成した後でも画像の加工が簡単にできます。

同じく「月から地球を見る宇宙飛行士」と入力すると以下の画像が生成されました。

無料版だと編集できる箇所は少ないですが、充分なクオリティーだと言えます。Adobeのソフトウェアは難しいと感じているユーザーもこのFireflyはすぐに習得できるはずです。

関連記事:

filmora.wondershare.jp

Part3.AI画像生成が利用できるシーン

AI画像生成は身の回りのあらゆるシーンで活用されています。以下はその一例です。

広告とマーケティング

広告やマーケティングのキャンペーンでは、魅力的なビジュアルコンテンツが不可欠です。しかし良いデザインやイラストを制作するに費用も時間もかかります。ですがAI画像生成を活用すれば短期間で様々なデザインを試すことができ、ターゲットとなるユーザーに向けて最適な広告を作成できます。

ソーシャルメディ

ソーシャルメディアでは、頻繁に新しいコンテンツを投稿する必要があります。AI画像生成を利用することで、オリジナルのイラストや絵をシーズンやキャンペーンに合わせて迅速に作成し、フォロワーを惹きつけることができるでしょう。

ブログやウェブサイトコ

ブログやウェブサイトの更新は手間のかかる作業です。さらにヘッダー画像なども定期的に変えるとなると大変な時間がかかります。そんな時にAI画像生成を利用すればヘッダー向けにサイズを調整したイラストや絵を簡単に作成することができます。

商品デザイン

商品パッケージやブランドロゴのデザインにもAIが利用されています。様々なデザイン案をいくつも素早く生成できるので、あなたがイメージしているものや、新しいアイデアも見つかるかもしれません。

そこで、FilmoraのAI機能を使って多様な画像を生成する方法をご紹介します。

まとめ

コンテンツの見栄えを良くするためにはイラストやキレイな写真はもはや必要不可欠です。AI画像生成は、絵やイラストが描けない人でもプロンプトを入力するだけで思い描いたものが作れます。最後にご紹介したFilmoraの様なソフトウェアなら、複数のAI機能を一つのプラットフォームで提供しているので仕事の効率を各段に上げることができるはずです。ぜひAIツールを活用して手軽にビジュアルコンテンツを作成してみてください。

ただし画像生成を利用する際には、著作権やプライバシーに関する法的な注意点を守ることも重要です。苦労して作ったものが法的な問題になれば元も子もありません。生成したものが適切なのか調べた上で、それらを最大限に活用しましょう。今回ご紹介したAI画像生成ツールを活用して、新しいイラストレーションの世界を楽しんでください!