ボカロの作り方!センスがなくてもできる機材・ソフト紹介
AI音楽生成機能が新登場!Filmora
ボカロ(ボーカロイド)は、ボカロが歌うことやボカロの歌う曲のことでもあります。ボカロ自体は、ボーカル作成ソフトウエアで作成が可能です。
では、ボカロが歌う曲はどのように作れば良いのでしょうか。ボカロの曲を作るには、機材やソフトなどが必要です。
今回の記事は、ボカロで作曲に必要な機材やソフトを紹介します。
ボカロの曲を作る方法
ボカロの曲を作るには、次の手順で進めます。必要な機材やソフトを流れに沿って紹介しましょう。
1.ボカロに必要なパソコンを準備する
まず、ボカロを作るにはパソコンが必要です。パソコンは、次のスペック以上の機種を用意しましょう。
スペック | 条件 |
---|---|
OS |
● Windows10以上 ● macOS12以上 |
CPU |
インテルCorei5以上 |
メモリ |
8GB以上 |
ストレージ |
250GB以上の空き領域 |
ボカロ作りでは、音楽制作に対応できるスペックが必要です。
2.ボーカロイドを購入
ボーカロイドは、ボーカロイドショップで購入します。具体的には、キャラクターの歌うボイス(ボカロ音源)を購入するイメージです。ボーカロイドはそれぞれのキャラクターごとに料金が設定されています。例えば、初音ミクのV4X(英語版)や鏡音リン・レンのV4X(英語版)は17,600円で入手できます。
※2024年7月1日現在
※データ参照基:VOCALOID「ボイスバンク」
ボカロのキャラクターボイスを利用する際は、PCL(ピアプロリンク)について理解しておきましょう。PCLは、個人が非営利目的でボイスキャラクターを使うための利用制度です。
3.DTM音楽ソフトの準備
ボカロの曲作りには、DTM音楽ソフトを使った作曲が方法のひとつです。作曲方法はさまざまありますが、パソコンでまとめてしまうことが部分的な修正にも役立つでしょう。
代表的なDTM音楽ソフトは、次のとおりです。
- Cakewalk by BandLab:無料利用可能の海外DAW
- Singer Songwriter Light10:有料国内DAW
- Cubase:有料高機能DAW]
DAW(Digital Audio Workstation)は、パソコン上でMIDI(Musical Instruments Digital Interface)などと接続して音源を多重記録できるソフトウエア。デジタル音楽作成に欠かせないツールです。
人気のボカロMV動画作成ソフト
[公式]動画編集ソフトWondershare Filmora 13(フィモーラ 13)
4.MIDIや楽器など
ボカロの曲作りは、DAWにMIDIや楽器を接続しなければ始まりません。MIDIや楽器などは、ステップ入力やリアルタイム入力によるデータ入力で作成します。
楽器演奏に慣れている人はリアルタイムで演奏することも可能です。楽器が演奏できない場合は、音符のステップ入力ができます。
5.必要に応じた音響機材
ボカロの曲作りでは、必要に応じて音響機材を用意します。たとえば、高音質のスピーカーやヘッドフォン、生楽器の録音に必要なコンデンサーマイクなどです。
6.曲の概要を決定
機材が揃ったら、曲の概要を決めましょう。曲の概要とは、曲のテーマから全体のイメージです。ボーカロイドに歌わせる際のビジュアルイメージも含めて決めます。
7.使うボーカロイドの設定
ボーカロイドは、購入したボイスキャラクターの機能設定が必要です。ボーカロイドショップで購入したボイスには、ボーカルエディターソフトが同梱されています。エディターソフトで声色の調整をします。
8.作詞作曲
環境が整ったら、いよいよ作詞作曲の開始です。すでに作った詞や曲を使ったり、またはAIでイメージだけ伝えて効率的に作曲することもできます。最近の動画編集ソフトには、イメージをテキストで伝えて作曲できる「AI音楽」機能のあるソフトがあります。
9.リズムなど伴奏を録音
作詞作曲ができたら、リズムなどの伴奏から録音します。伴奏の録音は、DAWソフトで進めましょう。その都度、データとして保存しておけば部分的に修正しやすくなります。
10.ボーカロイドに歌わせる
伴奏が完成したら、ボーカルパートの挿入です。この段階でボーカロイドに歌わせます。初期設定が済んだボイスに歌詞とメロディを入力しボカロ曲の完成です。
11.マスタリングで仕上げる
完成したボカロ曲は、最終段階としてマスタリングで仕上げます。マスタリングでは、伴奏とボーカルパートのバランスなどを調整し、エフェクト処理などで聴きやすく仕上げましょう。
楽曲をYouTubeやSNSに公開するには
出来上がったボカロ曲は、YouTubeやSNSなどで公開できます。ただし、いままで紹介した機器やソフトウエアだけでは公開できません。
動画編集ソフトが必要
YouTubeやSNSで公開するには、動画編集ソフトが必要です。Filmoraなどの動画編集ツールを使用してボカロ曲を読み込み、曲に合った動画を作成しましょう。
動画編集や投稿が簡単
YouTubeやSNS(動画投稿型TikTok)で公開する場合は、楽曲を動画ファイルにして公開する必要があります。
動画ファイルの作成には、動画編集ソフトが必要です。動画編集ソフトを使えば、楽曲の音楽ファイルをもとに動画ファイルが作成できます。中でも、直感的な操作だけで作成できる動画編集ソフトが便利です。
ボカロの曲を使った動画が作れるソフト3選
ボカロの曲を使った動画ファイルの作成は、次の動画編集ソフトで作れます。
- 豊富な機能で高品質なMVが作成可能:Filmora
- シンプルなアニメーションづくりに最適:Vyond
- 2Dアニメをサクッと作れる:Moho Pro
豊富な機能で高品質なMVが作成可能:Filmora
Filmoraは、多機能な動画編集ソフトです。買い切り型のソフトウエアとしては珍しく、ひんぱんに機能を追加するアップデートが期待できます。たとえば、先ほど紹介したAIによる自動作曲機能の「AI音楽」や「自動字幕起こし」などが役立つでしょう。
シンプルなアニメーションづくりに最適:Vyond
Vyondは、米国のアニメーション制作ツールです。直感的な操作で簡単なアニメーションが作成できます。あらかじめ用意されているキャラクターを使えば、ボイスキャラクターの作成は不要です。簡単なアニメーション動画作成に向いています。
2Dアニメをサクッと作れる:Moho Pro
Moho Proは、プロの動画制作にも活用できる2D動画編集ソフトウエアです。手持ちの静止画などを活用した動きのあるアニメーション動画が作成できます。
まとめ
ボカロ曲は、パソコンや録音用のソフトウエア、ボーカロイドのキャラクターボイスなどがあれば、作成できます。作成した楽曲は、YouTubeやSNSに投稿する場合は、動画ファイルへの変換が必要です。
動画ファイルを作る場合は、多機能な動画編集ソフトが役立ちます。動画編集ソフトであれば、ボカロの歌うプロモーションビデオやミュージックビデオなどの作成に役立つ機能があるからです。